「ゲノム編集の衝撃」(NHK「ゲノム編集の衝撃」取材班)

を読みました。遺伝子組み換え実験は、博士課程の時に、リポフェクションとウイルスベクターでやっていたけれど、ゲノム編集はまだやったことがないのでやりたい。

個人的には、神経回路において、(コンピュータの比喩でいえば)「情報」が記録されたり読みだされたりする際に、神経細胞の「何」に変化が起きているのかということがとても知りたい。それはつまるところ遺伝子発現とタンパク合成、細胞の伸展と縮退による他の細胞との「繋がり」の変化を縦軸に、時間を横軸に取った現象なんだろうけど、どれくらいの遺伝子とタンパクが時空間的に動くことが「情報」を意味するのだろう?こういうのをしらみつぶしに調べるのにゲノム編集は欠かせないツールになる(なってる)んだろうなと思う。ゲノムを編集する速さと正確さが上がれば、加速度的に進むんじゃないかと期待している。